薬剤師の転職活動において、採用担当者との「面接」は避けて通れない重要なプロセスですが、ある程度一般的な質問やその回答方法が予測できる部分もあるため、面接に臨む前に入念な事前準備をしておくことで、自信を持って対応することが出来ます。

今回は調剤薬局を志望する場合として、面接ではどのような質問がよくされるのか、そのポイントを確認していきます。

 

<準備物>

・履歴書と職務経歴書のコピー:最新版を準備

・連絡先と地図:スムーズな移動と連絡のために

・筆記用具、メモ、印鑑:万が一の備え

・身だしなみ

 ∟髪型:清潔感を意識し、顔にかからない長さ

 ∟メイク・アクセサリー:控えめにする

 ∟服装:スーツ着用、シワや汚れがないか確認

 

■薬剤師の転職面接:よくある質問と回答のポイント

・面接の流れと準備

調剤薬局の面接は通常1回または2回で行われます。面接担当者は採用担当者や現場担当者、場合によっては社長の時もあります。人によって質問内容は異なる場合がありますが、一貫した回答を心がけましょう。

 

・基本的な準備と心構え

履歴書や職務経歴書を作成したら、応募書類の内容を確認し、言っていることとやってきたことの矛盾のないように準備しましょう。面接官はこれらの情報をもとに質問することがあります。

 

・聞かれやすい質問と回答のポイント

志望動機や前職の退職理由、自己PRなどがよく聞かれます。また、特に重要なのは「なぜこの調剤薬局を選んだのか?」という部分になります。自身で調べたことや、転職エージェントからの情報も参考に、他の調剤薬局との違いや働きたい強い理由を自分の言葉で話せるようにしておくと、より印象が良くなります。

 

・全体を通した意識

薬剤師の仕事ではコミュニケーションが重要になります。面接中は相手との対人コミュニケーションを意識し、丁寧な態度で対応しましょう。一緒に働く社員として、また患者様に接する薬局の顔として、人柄や性格、言葉遣い、見た目の清潔感といった部分は特に見られていると思ってください。

 

・NGワードと逆質問

面接官より質問された際に、「特にありません」と即答することは、マイナスなイメージに繋がる場合もあります。患者様への対応で気を付けていること、将来のキャリアプラン、何を大事にしているかなど、何かしらの質問をしてくれることで、面接官は「自社に興味を持ってくれているんだ」という印象になります。特にありません。と即答せず、自分なりの回答を意識してみてください。また、どうしても何もない場合には、面接前から考えていましたが特にありません。など、前置きを置き、やわらかい印象になる工夫をしましょう。

また、面接先の企業や薬局のWebサイトを見ればわかるような質問は避けましょう。給与や福利厚生、休暇などの待遇面に関する質問は、促されない限りはしないほうが無難です。希望条件について面接官から聞かれた際に、回答・質問するのが良いでしょう。

 

・他の企業から内定が出た場合の対応

内定が出た場合は、正直に伝え、回答を保留としてもらうことが適切です。スケジュール管理に注意しましょう。

 

・マナーの意識

コミュニケーション能力をアピールするために、マナーや姿勢にも注意しましょう。

薬剤師の転職面接では、これらのポイントを押さえて準備をし、自信を持って臨みましょう。もしも不安な場合は、転職サポートを利用して専門家のアドバイスを受けるのも一つの方法です。

 

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